【JST】START事業〈SBIRフェーズ1支援〉募集中 ※締め切りを延長しました!『8月19日(木)正午まで』
社会ニーズ・政策課題をもとに設定された研究開発テーマに対して、
大学等の研究者による独創的アイデアにより研究者自らが概念実証
(POC: Proof of concept)や実現可能性調査(FS: Feasibility study)を
実施し、大学等発ベンチャー起業や、大学等発ベンチャーを含む中小
企業への技術移転を行うことにより、新技術の早期社会実装を支援す
ることを目的とします。
(注:中小企業の定義は募集要項 p22を参考にしてください。みなし大
企業は含みません。)
この応募期間が8月19日まで延長になりました。また、制度のポイント
について、JST二階堂マッチングプランナーからご案内がございました
ので、ご案内いたします。
詳細はこちら→https://www.jst.go.jp/start/sbir-one/r3/index.html
公募説明資料→【JST】SBIRフェーズ1支援_公募説明資料(締切延長)
【本制度の特長】
・JSTのA-STEP/育成型、トライアウトと同じフェーズで応募可能。
・研究者単独、もしくは、中小企業(大学発ベンチャー可)との共同提案。
(A-STEPとの違い:研究者単独で、ベンチャー起業を検討しているものも歓迎。)
・研究成果の実用化を「研究者が意欲的に」目指す、研究者中心の試験研究
・11月から3月が実施期間 (次年度の外部資金獲得に影響しません)
・間接費込みで1000万円出し切りの研究開発費支援。
・次のステップでの支援メニューが、あらかじめ用意されている(応募は必要)。
以上がおすすめポイントです。
なお、応募にあたっての留意ポイントは以下の2点です。
・提案書に、ベンチャー設立も含めた、事業イメージの記載項目がある。
→ただし、JSTのSTART事業(大学発ベンチャー創成)のように「終了
までに、もしくは、終了時にベンチャーを作らないとだめ」、という制度
ではありません。(「将来構想」でよい)
・テーマ指定がある。
→ただし、比較的アプリケーションイメージは広いです。
(1) 最先端通信技術によりサイバー空間とフィジカル空間が高度に
融合した世界で新たな価値を生み出す研究開発【総務省】
(2) ゲート型量子コンピュータの利活用に向けた、制御システムの設
計や、アプリケーションソフトウェアの開発【文部科学省】
(3) 農林水産業・食品産業の課題解決に貢献する研究開発【農林水産省】
(4) IoT等の活用による内航近代化【国土交通省】
(5) 静止衛星ひまわりのデータを用いた社会課題解決に貢献する新
たなサービス開発【国土交通省】
(6) 人とコミュニケーションが取れ、福祉・医療支援や住民からの相談
対応支援、安全安心なまちづくり等の分野で活躍できるロボット技術
の研究開発【内閣府】
●申請締切:令和3年8月19日正午まで延長になりました。
●研究期間:2021年11月頃~2022年3月
(注:非常に短期間です。成果発表会があります。)
●研究開発費(直接経費):上限720 万円
(注:実質4月間で消化する必要あります。繰り越しはできません。)
●採択予定件数:20件程度
本年度はすでに研究者中心で、実用化研究開発を支援する公募
(A-STEP等)が終わっておりますので、次年度までの(実用化に向けた)
研究開発費の獲得を希望する研究者には、絶好のチャンスかと思います。
また上記の通り比較的応募分野が特殊なので、こうした分野に強みを持
つ機関、研究者には特に好適かと存じます。
科研費シーズンと重なるうえ、締め切りまでややタイトではありますが、
外部資金獲得を希望する研究者の皆様向けに、ぜひご周知、ご活用の
ほど、よろしくお願い申し上げます。