つくば国際戦略総合特区におけるプロジェクトの追加について
つくば国際戦略総合特区は,茨城県,つくば市,筑波大学,つくばグローバル・イノベーション推進機構と研究機関や企業などが連携し,つくばの科学技術の集積を活用したライフイノベーション及びグリーンイノベーションを推進することにより我が国の成長・発展に貢献するため,「次世代がん治療法(BNCT)の開発実用化」などの8つのプロジェクトを進めているところですが,このたび,下記のプロジェクトが,取り組みの先駆性や事業の熟度などの点について優れておりますことから,新たにつくば国際戦略総合特区のプロジェクトとして追加しましたので,お知らせいたします。
1 プロジェクトの概要(詳細は別紙参照→ミラクリンプロジェクト)
(1)名 称:植物機能を活用したヒトの健康増進に資する有用物質生産システムの開発事業化
(2)実施主体:筑波大学,㈱インプランタイノベーションズ
(3)事業内容:
糖尿病や高血圧性疾患などの生活習慣病をはじめとした疾病の効果的な予防と健康管理による健康長寿社会の実現に資するため,ヒトの疾病予防・健康増進に資する有用物質(ミラクリン※など)を,トマトなど容易に栽培できる植物を利用して生産するシステムの開発・事業化を目指す。
※ 西アフリカ原産「ミラクルフルーツ」に含まれる,酸味を甘味に感じさせる味覚修飾作用を持つタンパク質。
2 今後の取組
プロジェクト参画機関が連携し,進行中の8つのプロジェクトと同様に,総合特区制度の規制緩和の特例や,財政,税制,金融の各種支援措置を積極的に活用し,プロジェクトの着実な推進を図ってまいります。